PS 「Spider-Man」

2000 Activision
Neversoft
PS/DC/N64
↑スパイディ!
PSソフト「Spider-Man」を紹介!

ポリゴンで再現されたスパイディを操りDrオクトパスの邪悪な陰謀から人々を守れ!
開発は「Tony Hawk's」シリーズでお馴染みの”Neversoft”

海外のみDC版N64版が発売されています。


↑大ジャンプ!
アイキャンフラァアアアイ!

軽快なテーマソングが流れるタイトル画面からすでに最高な本作は、プレステ後期に発売されたアクションゲーム。 ビルからビルへと飛び移るスパイディは滑らかでグリグリ動き、後期の発売だけあってグラフィックはイイ感じです。

ステージは全6面で、それぞれいくつかのチャプターに分けられており、3Dで再現されたニューヨークは、高低差もあり結構広く頑張って作られております。 ステージにはアメコミの看板があったり、テレビで「Tony Hawk」のゲームの映像が流れたりするなどの遊び心も随所に見受けられ、ゲーム進行は非常に軽快な印象。


↑チェストー!
ウェブアクション!

スパイダーマンといえばこれ!ゲーム中△ボタンを押すとウェブ攻撃ができ、敵を攻撃したりスイッチを作動させたりできます。
そしてこの通常アクションに加え「ウェブアクション」なるものがあり、ウェブアクションは△ボタン+方向キーで発動できる特殊攻撃。

パンチ力アップ「ウェブスパイク」、ウェブの弾丸発射「インパクトウェブ」、鉄壁の防御「ウェブドーム」などあり、敵によって使い分けていきましょう。

↑地下鉄での戦闘!
これらのウェブ攻撃には画面左上の青い「ウェブメーター」を消費しての発動となり、意外にも制限があります。(原作コミックの設定では制限があるみたいです。)

回復にはステージに落ちている「ウェブカートリッジ」を取ることによって回復できるのですが、ぶっちゃけかなり豊富に落ちていてストックもできるので、難易度ノーマル位なら気にせずガンガン使っていける感じです!


↑あんまかっこよくない(笑)
軽快なストーリー!

スパイディの行く手を阻むのは”Drオクトパス””スコーピオン”等のお馴染みの敵キャラ達!
とりあえず超簡単にストーリーをば!

事件は主人公「ピーター・パーカー」が科学の祭典”サイエンス・エキスポ”へ取材に行くところから始まる。宿敵”Drオクトパス”の表向きの姿”Drオクタビアス”によるプレゼンの最中、突如として”偽スパイダーマン”が現れ発明品を盗んでいってしまいます。濡れ衣を着せられてしまったスパイダーマン!さぁ犯人を探せ!

的な感じのストーリー。ちなみに時々入るムービーは全編フルボイスでしかも日本語吹き替え!
ただ演技はすげーのぺ~っとした喋り方なので違和感MAX!(笑)


↑巨大ボスとの戦闘!
無敵のズパイディ!

もちろんステージにはボス戦も用意されており鉄拳を制裁することが出来ます。
もうボコボコっていうか…ほとんどのボスがハメ攻撃で倒せるという仕様(笑)

ちょっと特殊なミステリオ戦、オクトパス戦を除いてほぼ「ウェブでひるませる→3~4発殴る→ウェブで~」のループでなんとかなり、画面上にはただただスパイダーマンが無抵抗のキャラをシバきまくるというシュールな光景が広がる!(笑)

だが!中盤に出てくるネバネバのスライムみたいな敵!
ウェブ攻撃効かないわ攻撃力強いわで苦戦したぞ!俺はヘタレゲーマーなんだ


↑おぉ!こんなところで会うなんて!
意外に豪華!カメオ出演!

ゲーム中、たびたび登場する助っ人キャラ(ムービーだけ)にはMARVELの有名キャラがカメオ出演しておりゲームを盛り上げてくれます!

そのキャラも”デアデビル”やファンタスティック・フォーの”ヒューマントーチ”などと人選が非常に渋く、いい感じです。何故このような人選か気になって調べたところ、原作ではスパイダーマンの親友としてヒューマントーチが登場しているらしくなるほど~と新しい発見があり面白かったです。
こういう他作品とのキャラ相関って面白いものがありますよね。

…おっと忘れるところだった!あいつも出てるぞ!だがな……↓




俺の知ってるパニッシャーじゃねぇ!


誰だよコイツ!!ゴリラじゃないか!!
しかもトレードマークのスカルTシャツがエイリアンのリトルグレイみたいになってるし!
もうズバ抜けてダサいパニッシャーが問答無用で優勝だ!(笑)


↑股間にヒット!
トレーニング&スペシャルモード!

ゲーム本編以外にも豊富なおまけ要素が存在する本作。

ウェブアクションを練習する「トレーニングモード」、原作コミックのカバージャケットやキャラクターの解説などを見ることが出来る「ギャラリーモード」などがあり、「スペシャルモード」では操作するスパイディのコスチュームを変更したりチートコードを入力したりできます。

↑コミックカバーや絵コンテを収録
このような要素はゲームクリアや、ステージ内のいたるところに隠されている隠しアイテムを見つけることによって増えていきます。
コスチューム変更はただ見た目が変わる以外にも”ウェブ無限””敵に見つからない”などの効果があるものもあり、一味違ったプレイが楽しめます。


↑ベノム!超カッケェー!
良く出来たファンアイテム

全体的に非常にチープな出来ですが意外と面白かったです。

…なのですが…うーむ。プレステにしてはいい感じの動きですし、おまけ要素も豊富なんですがスートーリーが非常に短く、本編のボリュームは少ないと感じました。しかしながらファンアイテムとしてはいい出来だと思います。 いうならばチープな佳作って感じですね。

流石に今更プレイする人はあまりいないと思いますが、めっちゃ安いのでお好きならどうぞ!
あ、PS2からのシリーズも大変出来が良いみたいなので機会があればそちらも!

↑シュールな画だ!(笑)